クォールズ氏のFRB副議長指名人事、承認に向け上院審議が前進

[ワシントン 4日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)の理事兼金融規制担当副議長に指名されているランダル・クォールズ氏について、米上院は4日、同氏の理事指名を巡る審議を制限するための動議を賛成多数で可決した。反対派は承認を遅らせることができなくなり、同氏の就任に向けて一歩、前進した。

採決は賛成62・反対33。トランプ大統領は経済成長の押し上げに向け規制緩和を進めようとしており、7月にクォールズ氏をFRBの理事兼金融規制担当副議長のポストに指名。同氏がFRB入りしたあと、上院はクォールズ氏を金融規制担当副議長に正式指名する見通し。

クォールズ氏は著名投資家。米財務省で要職を務めた経験がある。

FRBでは、金融規制の緩和に反対の立場をとるフィッシャー副議長が10月に退任する予定。アナリストは、クォールズ氏の就任により、規制緩和の動きが加速する可能性がある、との見方を示している。

関連記事
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。