金正恩氏の妹が朝鮮労働党の最上位機関入り
北朝鮮の朝鮮労働党は7日、党中央委会員総会を開き、金正恩・朝鮮労働党委員長の妹である若干30歳の金与正(キム・ヨジョン)党宣伝扇動部副部長を、政治局員候補に選出した。金正恩政権は一家の独裁体制をさらに強化させるとみられている。
若干30歳の金与正氏は、兄の金正恩・委員長と同じ金正日と高容敬の間に生まれた。党、軍部、政治の権力を掌握する最高機関である政治局メンバー入りは、昨年5月の第7回党大会で党中央委員になってから約1年半で達成するという、超異例の超スピード出世となる。
韓国中央情報部によると、与正氏は宣伝部副部長時代、金正恩偶像化と朝鮮労働党の宣伝工作を担当。兄の無慈悲な「粛清」も受け継いでいる。「革命化教育」に基づいて多くの幹部らを指導し、直属の上司さえも地方農場に強制下放し、強制労働させているという。
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