ブロディ―ちゃんを抱くサラ・ヘラーさん(The Epoch Times Uplift)
マイナス思考に負けない

障害児の母 レストランで匿名のメッセージに励まされる

勇気を出して正しいと思うことをやったのに、思いがけず非難されたり、バッシングを受けたり。そんな時、見知らぬ人からの思いやりが、大きな励みとなることがあります。

サラ・ヘラーさん(Sara Heller)の息子、ブロディーちゃん(Brody)が生まれたのは、昨年10月。口蓋(こうがい)裂と、先天性の染色体異常という障害がありました。妊娠中の検査で、すでに異常があると分かっていたサラさん。彼女は生まれてくる赤ん坊を全力で愛し、守ることを決意していました。

(The Epoch Times Uplift)

サラさんがブロディーちゃんの成長の様子をソーシャルメディアに綴ると、多くの励ましやアドバイスのコメントが寄せられました。しかし、なかには陰湿なメッセージもありました。

「この子の顔、一体どうなってんの?」

サラさんは、自分の信念を伝える必要があると感じ、負けずに書き込みました。

「この子の親として、この子を支える者として、私のやるべきことは彼の成長の様子を伝えていくことです」

しかし、他にもネガティブなコメントが続きました。障害児に対する世間の目は、決して温かいものだけではなかったのです。

(The Epoch Times Uplift)

ある日、サラさんの心を揺り動かされるような嬉しい出来事がありました。友人たちと共に、レストランで食事をしていた時のこと。もちろん、ブロディーちゃんも一緒でした。ウェイターがサラさんに「他のお客様からです」と言って、メモを渡しました。サラさんが開いてみると「あなたの可愛い赤ちゃんのために」というメッセージと共に、1000ドルの小切手が入っていました。

匿名の人からの励ましは、サラさんにとって大きな助けとなりました。ブロディーちゃんの診察や手術などの医療費がかかるからです。また、この一件は、育児に奔走するサラさんに大きな勇気を与えました。

(The Epoch Times Uplift)

「いつか、ブロディーも他の誰かを助ける人になれると思っています」「見知らぬ人の寛大な心が、私にもう一度、人間の素晴らしさを教えてくれました」と話すサラさん。

ブロディーちゃんはその後、3回の手術を経て、口蓋裂を克服しています。

 

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(郭丹丹)

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