欧州議会議長、EU離脱巡り英政府を批判 「コスト計算に不備」

[ブリュッセル 18日 ロイター] – 欧州議会のタヤーニ議長は18日、英国の欧州連合(EU)離脱計画は離脱に伴うコストなどが熟慮されておらず、通商上の問題に直面しているとして、英政府を批判した。

議長は17日、英国が離脱に伴いEUに200億ユーロを支払うとするメイ首相の提案について、「額が少ない」と拒否。英政府が払うべき額の3分の1程度に過ぎないとの考えを示していた。

議長は記者団に対し、離脱により「英国は貿易においてでさえ、EU加盟時よりも機会が減るリスクを冒している」と指摘。

「英国はEU離脱の是非を問う国民投票の実施を決めた際に離脱コストを正しく計算していなかったのかもしれない」とし、「英国がEU離脱で得るものはあまりない。かなり多くの問題がある」と語った。

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