原油先物が上昇、米市場の需給逼迫やOPEC減産延長見通しで

[シンガポール 19日 ロイター] – アジア時間19日午前の取引で、原油先物は上昇。石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国による協調減産や中東情勢の緊迫化のほか、ハリケーンの影響による米国内の原油生産の減少が相場を支えている。

0029GMT(日本時間午前9時29分)時点で北海ブレント原油先物は1バレル=58.25ドルと、前日清算値を0.10ドル、0.2%上回る水準。

米原油先物は0.07ドル(0.1%)高の52.11ドル。

米エネルギー情報局(EIA)の週報によると、13日までの1週間の米原油在庫は前週比570万バレル減の4億5649万バレルとなった。

原油生産は日量840万バレルと、前週から11%減少し、2014年6月以来の低水準だった。ハリケーン「ネイト」の影響で多数の石油掘削リグが稼動を停止したことが理由。

中東を巡ってはイラク中央政府とクルド自治政府の軍事衝突や米国が対イラン制裁を再発動する可能性について懸念がある。これに加え、OPECが来年3月に期限を迎える減産合意を延長する見通しであることから、アナリストらは需給がさらに逼迫(ひっぱく)すると予想している。

関連記事
多くのアメリカ人は、いまや1960年の選挙についてあまり覚えていない。 また、2020年の選挙が1960年の選挙と非常に似ていることに気づいている人も少ない。
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。
史上最も早い時期に行われる大統領テレビ討論会が6月27日にCNNで開催されることが確認された。
バイデン米国大統領は2024年5月14日、中共(中国共産党)の不公平な貿易実態に対抗するため、複数の中国製品に […]
米国の大統領選挙が再び注目を集めている。現職のジョー・バイデン大統領と前大統領のドナルド・トランプ氏が、6月2 […]