米トランプ政権、女性・子供の難民審査強化を検討=関係筋

[ワシントン/ニューヨーク 19日 ロイター] – 米トランプ政権が同国への入国を図る女性と子供の難民に対し審査プロセスを強化することを検討している。匿名の関係者3人がロイターに明かした。

この審査見直しは10月24日に終了する予定。

関係者によると、女性と子供に対する審査基準は男性よりも緩和されているが、同見直しにより男性と同様の基準に近付く見込み。

国務省の当局者は、見直しは進行中だが、難民審査のプロセスに関する言及は避けた。ただ米政府は「国民の安全を守るために」難民審査を「一段と強化する」措置を取ると明かした。

国土安全保障省のデービッド・ラパン報道官もコメントを避けたが、トランプ政権が難民受け入れを120日間停止する措置を見直す一環として「安全強化案をまとめている」と述べた。

ホワイトハウス報道官は「現時点での発表はない」とした。

関連記事
トランプ氏が関心を寄せるグリーンランドが世界の注目を集めている。トランプ氏の発言やトランプ・ジュニア氏の視察により、欧州の同盟国は不安を感じている
台湾では海底ケーブルが損傷を受けるケースが増えていた。先日、中国の貨物船がアンカーでケーブルを破壊していたという指摘がされ、中共の関与の可能性が浮上している
中共のハッカーが侵入したアメリカの通信ネットワークが以前より深刻で被害を受けた企業も多い事が判明。
カナダのジャスティン・トルドー首相が自由党党首を辞任すると発表し、新党首が選出されるまで首相職を継続する意向を示した。後任党首を巡る動向に注目が集まる。有力候補が次々と取り沙汰される中、自由党の行方が今後のカナダの政局に大きな影響を及ぼす。
中国共産党(中共)のハッカーが数年にわたりフィリピン政府を標的にしたサイバー攻撃を行い、軍事データを盗み出していたことが判明。特に南シナ海の領土問題に関連する文書が含まれていたとされる。