EUが中央政府の直接統治認めれば、信頼失う=カタルーニャ当局者

[ロンドン 23日 ロイター] – スペイン北東部カタルーニャ自治州の外交担当広報官は23日、欧州連合(EU)がスペイン政府による同州の直接統治を認めた場合、EUは信頼を失うとの見解を示した。さらに、自治州の機関を変更する権利を持つのは州の住民だけだと主張した。

ラウール・ロメバ広報官は英BBCラジオで、スペイン政府による直接統治の再開をどうやって阻止するかとの質問に対し「そうなった場合、EUはその状況をどうやって甘受できるだろうか」と言明。「(直接統治を)認めるなら、EUをどうして信頼できるだろうか。私が話しているのは、カタルーニャの住民や機関がそうはさせないということだからだ」と述べた。

関連記事
トランプ氏が関心を寄せるグリーンランドが世界の注目を集めている。トランプ氏の発言やトランプ・ジュニア氏の視察により、欧州の同盟国は不安を感じている
台湾では海底ケーブルが損傷を受けるケースが増えていた。先日、中国の貨物船がアンカーでケーブルを破壊していたという指摘がされ、中共の関与の可能性が浮上している
中共のハッカーが侵入したアメリカの通信ネットワークが以前より深刻で被害を受けた企業も多い事が判明。
カナダのジャスティン・トルドー首相が自由党党首を辞任すると発表し、新党首が選出されるまで首相職を継続する意向を示した。後任党首を巡る動向に注目が集まる。有力候補が次々と取り沙汰される中、自由党の行方が今後のカナダの政局に大きな影響を及ぼす。
中国共産党(中共)のハッカーが数年にわたりフィリピン政府を標的にしたサイバー攻撃を行い、軍事データを盗み出していたことが判明。特に南シナ海の領土問題に関連する文書が含まれていたとされる。