豪副首相は12月まで空席、首相外遊中の代理にビショップ外相
[シドニー 28日 ロイター] – オーストラリアのターンブル首相は28日、ジョイス副首相が二重国籍問題で議員資格を失ったことを受け、外遊中の首相代理にビショップ外相を指名した。
豪最高裁は27日、二重国籍が明らかになったジョイス副首相ら5議員について、議員資格がないとの判断を下した。これを受け、ターンブル首相率いる自由党とジョイス氏が党首を務める国民党による与党連合は下院で過半数を失い、為替市場では豪ドルが下落した。
ジョイス氏の議席を巡っては12月2日に補欠選挙が実施される。
ターンブル首相はイスラエルへの出発を30日に延期し、臨時閣議を開いた。副首相は通常、国民党議員が務めるが、首相は12月の補欠選挙まで副首相のポジションを空席のままにする考えを明らかにした。その上で、自身のイスラエル訪問中はビショップ外相(自由党)が首相代理を務めると発表した。
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