前カタルーニャ州首相、ベルギー当局に出頭

[ブリュッセル/マドリード/バルセロナ 5日 ロイター] – スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題を巡り逮捕状が出ていたプチデモン前州首相ら前幹部5人が5日、ベルギー警察に出頭した。

裁判官が5日午後の聴取を経て、スペイン当局への身柄引き渡しの手続きが踏まれているか6日朝までに判断する。

欧州の逮捕状制度では、5人が身柄引き渡し命令に直ちに従うか、裁判官が保釈金設定または身柄の拘束を判断することになる。

こうした中、5日に公表された世論調査によると、12月のカタルーニャ州議会選挙では独立支持派が勝利する見通しだが、独立運動を再び進めるために必要な議会の過半数は得られない可能性がある。

GAD3が10月30日─11月3日に実施した調査によると、独立を支持するERC、PDeCAT、CUPの3党が、定数135の議会で66─69議席を獲得する見通しだ。

ラゾン紙に掲載された別の調査でも、独立支持派の獲得議席は過半数を下回る65議席との結果が出ている。

また、バルセロナで5日に行われた独立支持派の集会の参加者は数百人にとどまり、数十万人が参加した10月の集会を大きく下回った。

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