10月の中国の鉄鉱石輸入、2016年2月以来の低水準
[上海 8日 ロイター] – 中国税関総署が発表したデータによると、10月の中国の鉄鉱石輸入は7949万トンだった。過去最高を記録した前月から23%近く減少し、2016年2月以来の低水準となった。中国政府の汚染対策の一環として製鋼所は生産を削減している。
10月初めの大型連休も輸出減少につながったとみられる。
9月の鉄鉱石輸入は1億0283万トンだった。
1─10月の鉄鉱石輸入は8億9600万トンで、前年同期比6.3%増加した。
CRU(北京)のコンサルタント、Wang Di氏は10月の輸入減少について、「鉄鋼生産の削減が主因だが、連休も減少の理由だ」と指摘。また「過去のデータをみると10月の輸入は通常は低い」と述べた。
同氏は、11月と12月も輸入は比較的低水準で推移するとみられるものの、「10月の水準ほどではないかもしれない」と予想。「生産削減や港湾在庫が非常に高水準であることから、強い需要は見込まれない」との考えを示した。
一方、10月の鉄鋼輸出は前月比3%減の498万トンと、2014年2月以来の低水準となった。
関連記事
米国政府が世界各国のLGBT関連運動に多額の資金提供をしていたことが、エポックタイムズの調査で明らかになった。その額は過去3年間で41億ドルに上る。
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。