サウジ汚職取り締まり、拘束や銀行口座凍結がさらに拡大
[リヤド 8日 ロイター] – サウジアラビアのムハンマド皇太子主導とみられる汚職取り締まりで、政治家や実業家の拘束と銀行口座凍結がさらに増えたことが8日、関係者の話で明らかになった。
4日には皇族や官僚、企業幹部など数十人がマネーロンダリング(資金洗浄)や贈収賄、職権乱用などの容疑で拘束されたと発表されたが、関係者が8日語ったところによると、さらに多数の個人が不正行為の疑いで拘束された。
関係者の1人は、他の捜査対象者は捜査官から金銭の取引について電話で質問されたが、拘束されてはいないようだと指摘。取り締まりの対象者数が最終的には数百人に増えると見込まれていると付け加えた。
また銀行筋の話では、凍結された銀行口座数は1700件を超え、7日に報道された1200件から増えた。
新たに拘束された人物の中には、2011年に死去したスルタン皇太子兼国防航空相の親族と結び付きのある個人が含まれているという。
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