「パラダイス文書」に中国高官親族と女優の名が、「1ドルで会社を保有」
国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)は11月6日、世界各国の富豪や高官らがタックスヘイブン(租税回避地)の利用に関連する一部の調査資料、いわゆる「パラダイス文書」を公開した。中には、欧州と中東の王室や貴族、一部の米国企業、欧米の芸能人のほか、中国高官ら親族や著名女優の名も載っていた。
英BBCやロイターなど複数のメディアによると、パラダイス文書に1340万点に及ぶ各国超富裕層らの資産資料が含まれている。ICIJに加盟する世界67の国と地域、90以上の報道機関、総勢380名の記者が連携して数カ月の調査を経て、6日に世界一斉に報道を始めた。公開資料によると、各国の富裕層は約数兆ドル規模の資産隠しや脱税をしようとしている。
香港メディア「香港01」がICIJの共同調査に参加した。「パラダイス」文書によって、中国一部の上場企業が今まで公開しなかった投資やビジネス取引の詳細が明らかになった。
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