子供たちの普段の姿、親としては気になります。いじめられていないか、あるいは他の子をいじめていないか?親の目を離れたところで、子供たちは意外にしっかりしているのかもしれません。
ニュージャージー州プリンストンで二人の子供を育てているレノアさん夫妻 (Leonor)。ある日、夫妻は子供たちが毎朝利用するスクール・バスの運転手から手紙を受け取りました。
何か子供たちがトラブルを起こしたのでは?と心配しながら手紙を開いたレノアさんたち。そこには、夫妻の子供、アナリーゼちゃん(Annaliese)とジョルジくん(Jorge)を褒めたたえる内容がかいてありました。
「あなたの子供たちが、内側も外側も、とにかく素晴らしいということをどうしても伝えたくて、手紙を書きました」
手紙を書いたのは、バスの運転手のシンディー・クローゼンさん。彼女のバスには足の不自由なジャクソンくんという男の子がいますが、二人がいつも彼を励まし、「一緒に座ろう」と誘っているといいます。
「時々、ジャクソンはションボリした顔でバスに乗ってきますが、アナリーゼたちを見ると、とたんに元気になります」とクローゼンさん。二人はジャクソンくんのカバンを持ってあげたり、席を確保したりするなど毎日彼を助けているといいます。
手紙がフェイスブックに掲載されると、3000件以上のアカウントにシェアされ、「すばらしいお話だわ」「私の子もこういう風に育てたい」とたちまち話題に。以前にも、バスを利用する子供たちの親に手紙を書いたことがあるというクローゼンさん。「子供たちを心配する親御さんたちを励ましたかったから。私たち皆が、(地域の)子供たちを見守っているので安心してほしい」と話しています。
(郭丹丹)
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