児童虐待

わさびを口に押し込む、消毒液をふっかける…中国で保育士による園児虐待が頻発

中国では現在、悪質な児童虐待事件が多発している。上海市、南京市や湖北省、広西省で起きた事件は相次ぎ報道され、国民の関心が高まっている。

11月8日、上海のオンライン旅行会社・シートリップの社内託児所「携程親子園」で複数の保育士らが2歳以下クラスの幼児らを殴ったり、わさびを無理やり食べさせたり、目や口に消毒液をかけたりしている映像がネットに流され、国中に衝撃を与えた。映像から、ほぼすべての保育士らが虐待に関わっていることが分かった。

事件後、シートリップ社は外部の業者に同託児所の管理運営を委託していたとする声明を発表した。しかし、運営会社の責任者は事件が起こった託児所の責任者が正社員ではないため、責任がないと弁解した。15日の時点で、主管責任が不明なまま、園長と保育士3人らが傷害容疑で逮捕された。

▶ 続きを読む
関連記事
今年も現れた中国版サンタ「鰲拜(オボイ)」。サンタの恰好で空を飛んでも、顔を見れば一発で分かる。なぜ毎年この悪役がサンタになるのか。
上海と北京の二大空港で免税店の経営権が一斉に交代した。単なる事業者の入れ替えにとどまらず、長年にわたり空港免税という国家管理の参入ゲートを掌握してきた江沢民系資本が完全に市場から退場したとの見方が広がり、中国の経済権力構造における一つの時代の終焉を告げる出来事として注目を集めている
深圳の2億元評価のゴルフ別荘が6673万元で競売にかけられたが、8回目の競売でも入札者は現れず流札となり、中国不動産市場の冷え込みを象徴する出来事としてネットの注目を集めている
中共が旅行会社に「訪日客を6割に抑えよ」と指示し、日本行き中国人を恣意的に制限している。矢板明夫氏は、数字ありきの“思いつき統治”の体質は、毛沢東時代の恣意的な人数・割合決定と本質的に変わらず、犠牲になるのは経済だけでなく自由と常識だと批判する
米国駐武漢総領事館が年収8万元超の清掃員を募集し、中国SNSで大きな話題に。小卒以上・英語初級で応募可能な明確条件は、中国企業の低賃金・不透明求人と対照的で、外資と内資の待遇格差への不満も噴出している