ドイツ連立協議、依然合意に至らず 週末も継続の可能性

[ベルリン 17日 ロイター] – ドイツのキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)、自由民主党(FDP)、緑の党による3党連立に向けた協議が、メルケル首相の目指す16日の期限を過ぎてもまとまらず、週末にずれ込む可能性が出てきた。

3党は移民や財政など重要な課題でまだ合意に至っておらず、現地時間17日午前4時ごろに記者団に対し、数時間の休憩を取った後、同日昼ごろに協議を再開すると明らかにした。

メルケル首相率いるCDUのタウバー幹事長は、連立協議について「われわれは全力で取り組む価値があると依然信じている」と語った。一方、「難しいことは明らかだ」とも指摘した。

FDPの幹部は、4週間にわたる協議で合意に至っていないことに強い失望感を示した。

緑の党の幹部は、やるべきことがまだ多くあるとし、「何も合意に達しておらず、何も決まっていない」と語った。

メルケル首相は16日に予備的協議をまとめたい意向だった。

FDPのリントナー党首は、デジタル化や欧州といったテーマでは協議の進展がある程度あったが、移民と財政問題を巡り意見が対立していると述べた。

3党が連立で合意できなければ、再選挙の可能性も出てくる。

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