独SPD、他の政党と協議する用意 政治停滞回避で=幹部

[ベルリン 24日 ロイター] – 3党連立協議が決裂したドイツで、第2党のドイツ社会民主党(SPD)幹部は24日、政治停滞を回避するため、他の政党と協議をする用意があると明らかにした。

SPDのHubertus Heil氏は、数時間に及ぶSPD指導部会合の後に記者団に対して「SPDは、協議は全くしないとは言わない」と語った。

同氏は、どの政党と交渉するか具体的には明らかにしなかった。また、連立に向けた協議か、もしくは、メルケル首相が率いる少数与党政権を議会で支援するための協議かも明確にしていない。

SPDは2013年以降、メルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と大連立を組んできた。SPDのシュルツ党首は、下野することで有権者の意思を尊重すべきだとの考えを示しているが、同党に対して連立協議入りの圧力が強まっている。

*カテゴリーを変更しました。

関連記事
トランプ氏が関心を寄せるグリーンランドが世界の注目を集めている。トランプ氏の発言やトランプ・ジュニア氏の視察により、欧州の同盟国は不安を感じている
台湾では海底ケーブルが損傷を受けるケースが増えていた。先日、中国の貨物船がアンカーでケーブルを破壊していたという指摘がされ、中共の関与の可能性が浮上している
中共のハッカーが侵入したアメリカの通信ネットワークが以前より深刻で被害を受けた企業も多い事が判明。
カナダのジャスティン・トルドー首相が自由党党首を辞任すると発表し、新党首が選出されるまで首相職を継続する意向を示した。後任党首を巡る動向に注目が集まる。有力候補が次々と取り沙汰される中、自由党の行方が今後のカナダの政局に大きな影響を及ぼす。
中国共産党(中共)のハッカーが数年にわたりフィリピン政府を標的にしたサイバー攻撃を行い、軍事データを盗み出していたことが判明。特に南シナ海の領土問題に関連する文書が含まれていたとされる。