英、EUとの通商合意がアイルランド国境問題の解決に必要=国際貿易相

[ロンドン 26日 ロイター] – 英国のフォックス国際貿易相は26日、欧州連合(EU)離脱後のアイルランド国境の扱いについて、英政府が通商協定の概要でEUと合意するまでは解決できないとの考えを示した。

英国はEUとの離脱交渉を、離脱後の通商関係などを話し合う次の段階に進めることを望んでいる。

EU側はこれに対し、12月14─15日のEU首脳会議までに、英領北アイルランドとアイルランドの国境問題を含む3つの重要分野について「十分な進展」があることを、交渉を年明けから次の段階に進める条件としてきた。

しかし、フォックス国際貿易相は26日、英国がEU離脱後のEUとの関係が不明なままでは国境問題を解決するのは極めて困難との考えを示した。

同相はスカイニュースに対し、「われわれはハードボーダー(厳格な国境管理)を望まない。それでも英国はEUの関税同盟と単一市場を離脱する」と発言。「(離脱後の)最終状態が分からない限り、アイルランド国境の問題に最終的な答えは得られない」と語った。

アイルランド政府は、英国が国境にハードボーダーを設定しないと保証することを望んでいる。アイルランドの欧州委員は26日、英国から国境問題について保証が得られない限り、アイルランド政府が離脱後の通商関係に関する協議入りを拒否する可能性を示唆した。

*誤字を修正して再送します。

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