北朝鮮巡るカナダ国際会議、日中韓など16カ国参加へ 解決策模索

[オタワ 29日 ロイター] – カナダ政府当局者らは29日、来年1月に同国で開催する国際会議について、北朝鮮の核・ミサイル実験を巡る緊張の緩和に向け「より良い案」を打ち出すのが狙いだと明らかにした。

当局者の1人が匿名を条件に語ったところによると、国際会議はバンクーバーで開催される予定で、最大16カ国の外相が参加する。ただ北朝鮮は招かれないという。

カナダは28日、外相会合を米国と共同で開催すると発表した。

フリーランド外相の政務官アンドリュー・レスリー氏は、記者団に対し「さまざまな選択肢を議論し、地域、とくに北朝鮮に近い国々の見識に耳を傾けることで、いくつかのより良い案を生み出すことができるだろう」と語った。

また、フリーランド外相は記者団に対し、日本、韓国、中国も外相会合に招待されると明らかにした。

同相は、トランプ米大統領が会合に混乱をもたらす可能性に関する質問をかわし、「北朝鮮に圧力をかける上で国際社会の結束を示す重要なステップだ」と強調した。

防衛分野の専門家は、米国を狙った北朝鮮のミサイルがカナダに着弾する可能性もあると指摘している。

サージャン国防相は、こうした脅威を極めて深刻に受け止めているとしたが、講じる可能性のある軍事的対抗措置については言及しなかった。

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