中国、ガス供給不足で集中暖房がストップ、極寒に耐える市民から批判殺到

中国当局は今現在、北京など周辺地域の住民に供給する冬季集中暖房システムの燃料を、石炭から天然ガスへの切り替えを進めている。当局は、石炭燃焼が大気汚染物質の排出量増加につながるとして、石炭ボイラーの取り締まりを強化した。

寒さの厳しい中国北部の冬に欠かせないのが、「暖気」と呼ばれる集中暖房システムだ。温水やスチームを各住居内に通したパイプ内で循環させることで、屋内を温める。これまで石炭はおもな熱源として利用されてきた。 

北京や河北省などの地域が近年、深刻な大気汚染に見舞われている。当局は、暖房供給システムに使用される石炭が、大気汚染物質の濃度上昇の主因だと認識している。

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