台湾輸出受注、11月は前年比11.6%増 伸びが加速

[台北 20日 ロイター] – 台湾経済部が20日発表した11月の輸出受注は、前年比11.6%増と、ロイターがまとめた市場予想の8.1%を上回る伸びとなった。ハイテク製品に対する海外需要が堅調だった。

増加は16カ月連続。10月の9.2%増、9月の6.9%増から伸びが加速した。

経済部は、12月の輸出受注は17.6─20%増、受注額は485億─495億ドルと予想している。

1─11月の輸出受注は前年同期比10.2%増の4443億ドルで過去最高。

KGIセキュリティーズ・インベストメント・アドバイザリーのアナリスト、カール・リウ氏は「総じて予想通りの内容だ。12月から来年初めまではアップル<AAPL.O>のiPhone(アイフォーン)X(テン)の出荷が大幅に増える見込みで、台湾の製造工場は恩恵を受ける」と述べた。

受注先でみると、11月は中国が前年比12.8%増、米国が5.8%増、欧州連合(EU)が20.2%増、日本が22.8%増だった。

*内容を追加しました。

 

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