一カ月炎上の懸念も
東シナ海でタンカー衝突事故、イラン海運企業が日本に救援要請
東シナ海で6日夜、イランの石油タンカーに中国の貨物船が衝突し炎上した事故について、同タンカーを運営するイラン国営タンカー会社(NITC)は日本企業と政府に対して救援を要請した。タンカーの火災はいまだに続いており、運営側は事故規模から、中国当局の救援・消火活動では対応不足だと見ているという。
イランのメディア「Tasnim News Agency」(9日付)によると、NITCの幹部は、中国当局の協力は不十分だと不満を漏らした。同社は9日、日本企業に対して、救援活動の参加を要請したという。日本企業の名前は明かさなかった。テヘラン・タイムズも、NITCが日本政府に救援を求めたと報道した。
事故現場は、中国の長江の河口から300キロ離れた沖合い。事故でタンカーが炎上し、イラン人とバングラデシュ人の乗組員30人あまりとは依然、連絡が取れない状態が続いている。
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