日東電工、中国蘇州工場の閉鎖を否定 「一部事業を移転するだけ」
中国メディアはこのほど、電子部品大手の日東電工が中国の蘇州工場を閉鎖すると相次いで報道した。
報道によると、7日、日東電工(蘇州)有限公司が従業員に1月に工場を閉鎖し、2月から従業員との労働契約を解除すると伝えたという。閉鎖に不満を持つ従業員が同日夜、工場前で突然の工場閉鎖に対して抗議活動を行い、一時警察当局と衝突する騒ぎを起こした。
同社の大阪本社担当者は大紀元の取材に対して、同工場の偏光フィルムなど光学関係事業を上海や他の拠点に移転し、フレキシブルプリント基板(FPC)などの事業に関しては、同工場で継続していくと、中国メディアの報道を否定した。
同社担当者は、光学関係事業移転後、同事業に携わった従業員の雇用問題や待遇について、「従業員との労働契約について、法律に従い、すでに従業員側と交渉し合意した」とした。
日東電工は蘇州工場のほかに、天津、大連、上海、深セン、香港などにも生産工場を構える。蘇州工場は2001年7月に設立。
(編集・張哲)
関連記事
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]