中国万達・安邦など、サッカークラブ株や高級ホテル続々と売却
過去数年間、海外企業に対して積極的に合併・買収(M&A)を進め、巨額の買収金額で世界を驚かせた中国企業は、中国当局の資本流出規制などによって、今資金難に陥り、次々と海外資産の売却に追い込まれている。このほど、大連万達集団などの新たな資産売却計画が報道された。
AFP通信社の報道によると、スペインのサッカーグラブ、アトレチコ・マドリードは14日、中国不動産大手・大連万達集団(ワンダ・グループ)が保有する同クラブの株式17%をクアンタム・パシフィック・グループに売却したと発表した。売却金額は明らかにされていない。
クアンタム・パシフィック・グループはイスラエル人の実業家イダン・オフェル氏が設立した、原油関連企業だ。同社は昨年11月5000万ユーロ(約66億4775万円)で、アトレチコ・マドリードの株式15%を取得した。万達集団から新たに買収した株式を合わせると、同社を保有する同クラブの株式は32%になる。
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