藤井聡太五段は2月17日、朝日杯本戦に臨み、見事最年少優勝を果たした。写真は2017年6月撮影(STR/AFP/Getty Images)
将棋

藤井五段、羽生竜王・広瀬八段を破り最年少棋戦優勝、六段に昇段

第11回朝日杯将棋オープン戦本戦が17日、都内で開かれ、藤井聡太五段が最年少棋戦優勝を決めた。日本将棋連盟は同日、昇段規定を満たしたため、藤井五段は六段に昇進したことを発表した。

準決勝で羽生善治竜王VS藤井聡太五段の対局で藤井五段が119手で羽生竜王を破り、決勝へ勝ち進んだ。決勝では、準決勝で久保利明王将に勝った広瀬章人八段と対局し、藤井五段が広瀬八段を117手で破り、初優勝を決めた。

一般試合での初優勝を飾った藤井五段は、このたび、六段昇段規定にある「五段昇段後全棋士参加棋戦優勝」を満たしたため、六段に昇段した。さらに、15歳9カ月で最年少棋戦優勝記録を打ち立てた。昨年6月に引退した加藤一二三九段が1955年に優勝した「六・五・四段戦」の15歳10ヶ月(当時)を塗り替えた。

(文・甲斐天海)

関連記事
築200年の荒れ果てた家を購入し、5年かけて新しい命を吹き込んだ米国イリノイ州の夫婦は「それだけの価値があった […]
現代社会は、ストレスや様々な疾患に直面しており、多くの人々が健康への不安を抱えている状況にあります。しかし、私たちの身近な食材には、そんな不安を和らげる力を持つ意外なヒーローが存在します。それが「キャベツ」です。
SARS-CoV-2(新型コロナのウイルス名)のスパイクタンパク質が抗がん作用を妨げ、がんを促進する可能性があることが、最近発表されたブラウン大学による細胞研究のプレプリント(査読前原稿)で明らかになった。
台湾で最も歴史のある台南は、閩南(びんなん、福建省南部)系の古い建物や、和洋折衷の歴史建築などが多く残っていて […]
端午の節句に風に揺れる五色の鯉のぼりは、日本の風物詩の一つですが、その起源は古代中国の神話「鯉が龍門を飛ぶ(鯉の滝登り)」に由来します。この節句はもともと男の子の成長を祝う日とした伝統行事です。