神韻

カンヌ受賞大女優「ミラクルな舞台」NY発中国舞踊、南米でも盛況

2018年世界ツアーを展開中の中国伝統舞踊と音楽の「神韻芸術団」は3月1日から11日まで、南米アルゼンチンで舞台を披露した。五千年の歴史より受け継がれた中華芸術に、アルゼンチン芸術界から反響を呼んだ。

1985年の映画「オフィシャル・ストーリー」でカンヌ映画祭で最優秀女優賞を受賞し、1987年の「ギャビー、愛はすべてを越えて」でアカデミー賞候補となった、女優ノルマ・アレアンドロ(Norma Aleandro )氏は、神韻を鑑賞し、人々に希望をもたらすパフォーマンスと語った。

「この舞台はミラクルです。完璧です。何よりも素晴らしいのは、何千年も前から伝わる舞踊や伝統が披露されたことです」とアレアンドロ氏は語った。「とても大きな精神のインスピレーションをもたらすものです。ひとりひとりが保つべき道徳について、芸術を通じて伝えています」と述べた。

ニューヨークに本拠を置く神韻芸術団は「蘇る五千年の伝統文化」をテーマに、在米華人を中心とした芸術家らが2006年、結成した。古典舞踊を舞うダンサーと、東西楽器を組み合わせた専属オーケストラを擁する。さらに神韻の演目には、オペラのソロパフォーマンスがある。歌手は中国語の歌詞で、伝統的なベル・カント唱法を用いる。

「信じられない、信じられない、信じられない」と、俳優アルフレッド・カセロ(Alfredo Casero )氏は語った。「美しいピアノ旋律とソプラノ歌唱だ。音律に乗せた歌い方は、私の学びになった。神韻の舞台は、他のパフォーマンスとは全く異なるものだった」と感銘を受けた様子だった。

「音楽も見事だ。最初から最初まで正確で、まるで時計のようだ。東西楽器のコンビネーションも素晴らしい」と付け加えた。

公式サイトによると、神韻の使命は、神から伝承された文化芸術を再びこの世に披露すること。 忠義、孝行、正義などの伝統的な中華の道徳性を、各演目のテーマに掲げている。

アルゼンチン文化省の秘書官アンドレス・グリビンコ(Andres Gribincow)氏は、「自然への愛、神への愛、黄金のように輝く文化、友情など」神韻の舞台鑑賞で様々なことが学べると語った。

 

待望の日本公演は4月下旬から

五千年の時を経て培われた古典芸術の世界が、今日、舞台に甦る。日本公演は4月下旬から(詳細下記)。

演目は、中国典故や、台湾、チベット、モンゴルなど地域の民俗芸能を取り上げたショートストーリー仕立てとなっている。他にも、独唱や単独二胡演奏など。一公演で、人類文明の栄華を包み込んだ中国芸術を贅沢に堪能できる。

神韻の舞台を伴奏するオーケストラ団は、北米や台湾で単独公演も成功を収めた神韻交響楽団が担当。西洋楽器と、二胡、琵琶、竹笛、銅鑼など東洋伝統楽器を混合したオリジナル音楽を演奏する。

 

日本公演の日程は2018年4月17日~5月2日。東京、宇都宮、川口、名古屋、西宮、京都の6都市で公演する。チケットは専用オンラインサイトで詳しい日程と公演時間を確認でき、座席を選んでチケット購入ができる。ぴあなど各種チケットサービスでも神韻のチケットを取り扱っている。

神韻芸術団 チケット購入ページ(外部リンク遷移します)

東京  4月17日~19日 文京シビックホール
宇都宮 4月21日 宇都宮市文化会館 大ホール
川口  4月23日~24日 川口総合文化センター リリア メインホール
名古屋 4月25日~26日 名古屋国際会議場 センチュリーホール
西宮  4月28日 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
京都  5月1日~2日 ロームシアター京都 メインホール

(編集・甲斐天海)