「米デトロイト市で最も悲しげな犬」と呼ばれ、ネットで話題になったゴールデン・レトリーバーのリオ(10歳)。一人暮らしだった飼い主が亡くなった後、一匹ぽつんと取り残されたリオは、すっかり落ち込んでいるようでした。
その後、ドッグ・シェルターに連れてこられたリオは新しい環境になじめず、心を閉ざすばかりでした。食事も摂らずスタッフと目も合わせず、ただ頭を垂れてじっとしているだけ。まるで亡くなった主人を思い、悲嘆に暮れているようでした。
「犬はとても直観的で敏感な動物です。人間と同じく自分の周りで起きていることを感じ取っているのです」と話すドッグ・レスキュー・センターのクリスティーナさん。
幸いにも、その後リオには里親が見つかりました。新たに家族となったのは、レスキュー・センターで働くキャラハン夫妻。夫妻にはすでに3匹の犬がいましたが、喜んでリオを引き取ってくれました。
夫妻の行き届いたケアにより、少しずつ元気を取り戻していったリオ。リオが過去の悲しみを忘れ、自分の居場所を見つけてほしいとキャラハンさんは考えています。
最後に、クリスティーナさんからのアドバイス。「あなたが何歳であっても、自分がいなくなった後にペットをどうするのか、きちんと決めておいてください」だそうです。
(翻訳編集・郭丹丹)
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