中国、人気アプリを永久閉鎖 10~20代若者を敵に回した当局の失策

中国当局が10日、人気お笑いアプリ「内涵段子」の永久閉鎖を指示した。これ以降、同アプリのユーザーらによる抗議活動が中国各地で行われた。ユーザーの大半は、国内政治に関心が低い「90後」「00後」と呼ばれる10~20代の若者だ。ネット検閲を一段と強化する当局に対して、中国の若者は「ならず者政府だ」と強く批判している。

「内涵段子」は面白いコントや漫才などの動画視聴・投稿アプリで、2012年8月からサービスが始まった。毎日のアクティブユーザーは2000万人、登録ユーザーは2億人とみられる。

中国国内ソーシャルメディアに投稿された動画などによると、「内涵段子」のユーザーらは11日早朝、北京市にあるテレビなどの検閲当局、国家広播電影電視総局(以下、広電総局)に車で駆け付け、当局の建物前でクラクションを鳴らして抗議した。約700台の車が集まったという。

▶ 続きを読む
関連記事
中国AI「豆包」で、歴史上の大統領を検索すると人気俳優の画像が表示される騒動が発生。有料化直後だっただけに、「これで課金?」と批判が広がり、中国SNSでトレンド入り
中共系企業が提供する安価な5G通信網。その裏では、各国を技術・資金・インフラ面で依存させる「シリコン・カーテン」が広がっている。ファーウェイ問題や一帯一路を通じて進む「デジタル属国化」の実態を分析する
最近、中国版のTikTok、抖音(ドウイン)では「深夜の造反」と呼ばれる現象が現れている。市民が隠喩的な文章で、特定の時間帯に中国共産党への不満を投稿している。
中国石油タンカーが今週、ホルムズ海峡の入り口付近でイラン軍の攻撃を受けた。イラン戦争勃発以来初めて。中共当局は中国船と認めず、専門家からは、当局が事件の影響を抑えようとしている可能性があると指摘
中国SNSで「皇帝を撃つ」動画が拡散。コメント欄を埋め尽くす歓声と、反乱めいた声。削除されても止まらない、中国SNSで続く「深夜の反乱」とは