北朝鮮の核交渉、不本意なら米国は「敬意を持って」撤退=国務長官
[ワシントン 23日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は23日、北朝鮮の核問題を巡る交渉が誤った方向に進んだ場合、米国は交渉から撤退する用意があるとの見解を示した。
同長官は下院外交委員会の公聴会の冒頭で「不本意な合意は選択肢にはない。米国民はわれわれが正しく対応することを期待している。正当な取り決めが討議されなければ、われわれは敬意を持って交渉から撤退する」と述べた。
その上で、米国がパートナー国とともに北朝鮮に圧力を掛ける戦略は効果を発揮しているとし、「完全で検証可能、かつ不可逆的な朝鮮半島の非核化に向けた信頼できる措置が取られるまで、われわれがこうした姿勢を変えることはない」と述べた。
ポンペオ長官はまた、来月12日にシンガポールで予定されている米朝首脳会談について、米国が北朝鮮に妥協する意図はないと述べた。
このほかイランの核プログラムについては、トランプ政権は「可能な限り多くのパートナー国、友好国、同盟国」と提携していくとの立場を示した。
関連記事
[ブリュッセル 14日 ロイター] - 欧州委員会で働く英国人職員の約1割が、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)が決まった2016年6月の英国民投票以降に別のEU加盟国の国籍を取得していたことが分かった。ロイターに提供されたEUのデータや取材で判明した。 欧州委で20年以上のキャリアを持つある中堅職員は、血統に基づく手続きによりアイルランド国籍を取得。「英国人として、われわれのここでのキャリア
[14日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラの「モデルS」が先週、米ユタ州の道路で追突事故を起こしていたと、地元警察が14日明らかにした。事故時にオートパイロット(運転支援機能)が作動していたかどうかは分かっていない。 事故は11日午後、同州サウスジョーダンで発生。モデルSは当時、時速60マイル(約96キロ)で走行。赤信号で減速し切れず、前方の車に追突したという。
[ワシントン 14日 ロイター] - トランプ米大統領のメラニア夫人(48)が14日、腎臓の良性疾患治療のため入院した。夫人の事務所が明らかにした。 報道官は塞栓症の治療だったとした上で「処置は成功し、合併症はない」と説明した。週内は入院する予定という。
[東京 15日 ロイター] - 菅義偉官房長官は15日閣議後の記者会見で、北朝鮮の核廃棄に向け、国際原子力機関(IAEA)の検証においても、専門的知識の活用が不可欠との考えを示した。河野太郎外相がすでに今年2月にIAEA事務局長との会談でそうした考えを伝えており、費用支援などの意向なども表明していた。同長官は、米国や関係諸国としっかりとすり合わせてをしていきたいとと述べた。 また、19年10月に
[東京 15日 ロイター] - 米国のブランスタッド駐中国大使は15日、東京で記者会見に臨み、通商問題の解決において米中は依然として「かけ離れている」と語り、中国側が米国に対してどのように市場を開放するかのタイムテーブルを示すことを望むと述べた。 ブランスタッド氏は、中国は世界貿易機関(WTO)加盟時に積極的に市場を開放することに合意したが、約束されたことの多くは実行されていないと指摘。「
2008年に発生した四川大地震から5月12日に10年を迎えた。中国政府系メディアは、当局が12日を「感謝の日」と定めたのを報じ、震災後の当局の救助や復興活動に感謝するよう宣伝した。しかし、国民が注目する学校の手抜き工事や、寄付金の使途不明などについて、報道しなかった。
中国国内で14日、内陸部の四川省重慶市からチベット自治区ラサ市に向う中国四川航空の旅客機は、地上1万メートルの同省成都市の上空を飛行中、操縦室の窓ガラスが突然破損した。これを受けて、同便は成都市の空港に緊急着陸した。当局は現在事故原因を調査中。
[ブリュッセル 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)は14日、英国のEU離脱(ブレグジット)を巡り、今秋の最終合意までに時間がないと英国に警告した。 EUのバルニエ首席交渉官はブリュッセルで開かれたEU27カ国閣僚会合で、3月以降は英国との交渉で「顕著な進展がない」と語った。EU議長国のブルガリアが明らかにした。 外交官やEU当局者はこれまで、6月28─29日のEU首脳会議においてEUと
[ソウル 15日 ロイター] - 韓国統一省は15日、韓国と北朝鮮が5月16日に板門店の韓国側施設「平和の家」で閣僚級会談を開催することで合意したと発表した。朝鮮半島の非核化宣言の履行に向けた具体的な計画を協議する。 南北首脳は4月27日の会談で、「朝鮮半島の完全な非核化」を共通目標として取り組んでいくことを確認する共同宣言に署名していた[nL3N1S44SW]。 閣僚級会談には、北朝鮮側から