パーティ―に着ていくドレスをショップで試着したシドニー・ユーズルトンさん(Sydney Uselton)。友人の意見を聞くために、自撮りしたドレス姿をSNSで送信したところ、うっかり別人に送ってしまいました。
写真を受信したのは、テネシー州に住むトニー・ウッドさん(Tony Wood)。驚いたものの、ドレスが彼女に似合っていると思ったトニーさんは、「彼女の一日をハッピーにさせよう!」と考えました。そこで、彼は子供たちに協力を依頼し、彼自身もメッセージを添えて返信しました。
「メッセージが誤って私に送られてきました。妻が家にいないので、彼女の意見を聞くことができませんが、私と子供たちは、そのドレスが最高に似合っていると思います。ぜひ、そのドレスでパーティ―に行って下さい」
A wrong text went viral and ended up raising over $40,000 for a child with cancerhttps://t.co/nRG6zK9Gsa pic.twitter.com/oIr6LYzXvD
— Barstool Sports (@barstoolsports) 2018年3月14日
間違いメールだったにも関わらず、丁寧な返信があったことに感激したシドニーさん。そして、事情を知った彼女の友人のマンディーさんがツイッターに経緯をアップすると、たちまち話題になりました。
しかし、縁とは異なもの味なもの。物語はここまでではありません。
その後、ウッドさんの子供のカイザーくん(4歳)が白血病であることが分かり、彼の医療費を支援するクラウドファンディングのページをツイッターにアップしたマンディーさん。ウッドさんの家族のもとには、多くの励ましのメッセージが届き、目標を大幅に上回る5万5千ドルの支援が集まりました。
「とても善良で、見知らぬ人に手を差し伸べる人たちがいる…。素晴らしいことです」とカイザーくんの母・レイチェルさんがコメント。
「すべての人に、心から感謝いたします。皆さん一人ひとりのサポートがなかったら、ここまで来られませんでした」
入退院を繰り返しながらも、頑張って幼稚園に行こうとしているカイザーくん。たくさんの人たちに励まされ、病を克服することを願っています。
(翻訳編集・郭丹丹)
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