縁は異なもの

自撮りしたドレス姿 見知らぬ家族から「最高!」の返信が

パーティ―に着ていくドレスをショップで試着したシドニー・ユーズルトンさん(Sydney Uselton)。友人の意見を聞くために、自撮りしたドレス姿をSNSで送信したところ、うっかり別人に送ってしまいました。

写真を受信したのは、テネシー州に住むトニー・ウッドさん(Tony Wood)。驚いたものの、ドレスが彼女に似合っていると思ったトニーさんは、「彼女の一日をハッピーにさせよう!」と考えました。そこで、彼は子供たちに協力を依頼し、彼自身もメッセージを添えて返信しました。

「メッセージが誤って私に送られてきました。妻が家にいないので、彼女の意見を聞くことができませんが、私と子供たちは、そのドレスが最高に似合っていると思います。ぜひ、そのドレスでパーティ―に行って下さい」

間違いメールだったにも関わらず、丁寧な返信があったことに感激したシドニーさん。そして、事情を知った彼女の友人のマンディーさんがツイッターに経緯をアップすると、たちまち話題になりました。

しかし、縁とは異なもの味なもの。物語はここまでではありません。

その後、ウッドさんの子供のカイザーくん(4歳)が白血病であることが分かり、彼の医療費を支援するクラウドファンディングのページをツイッターにアップしたマンディーさん。ウッドさんの家族のもとには、多くの励ましのメッセージが届き、目標を大幅に上回る5万5千ドルの支援が集まりました。

「とても善良で、見知らぬ人に手を差し伸べる人たちがいる…。素晴らしいことです」とカイザーくんの母・レイチェルさんがコメント。

「すべての人に、心から感謝いたします。皆さん一人ひとりのサポートがなかったら、ここまで来られませんでした」

入退院を繰り返しながらも、頑張って幼稚園に行こうとしているカイザーくん。たくさんの人たちに励まされ、病を克服することを願っています。

ウッド夫妻とカイザーくん(Rachel Wood/Facebook

(翻訳編集・郭丹丹)