米の利上げに追随しない中国、経済減速とデフォルトリスクを懸念か
米金融当局は13日、今年2回目となる利上げを発表した。中国の中央銀行は米の利上げに追随しない姿勢を示した。中国経済は現在、国内経済成長の鈍化、債務不履行の増加、地方財政の悪化などの問題に直面している。今後、米側の追加利上げや通商措置などで、中国経済は一段と圧迫されるとみられる。
米連邦準備理事会(FRB、中央銀行)は、13日まで開催された連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利を0.25ポインド引き上げ、1.75~2.00%とすることを全会一致で決めた。今年の2回目の利上げとなった。
ロイター通信などによると、FRBは今年、合計4回の利上げを実施するとみられる。来年には、さらに3回の利上げがあり、金融引き締めを一段と強化するとの見通しだ。
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