クシュナー氏、アッバス議長を批判 中東和平案を近く公表へ

[エルサレム 24日 ロイター] – トランプ米大統領の娘婿であるクシュナー大統領上級顧問は、米政権が近く中東和平案を公表する計画であることを明らかにした。

パレスチナ自治政府のアッバス議長の支持が得られなくても、計画を進めるとしている。

24日付のパレスチナ紙アルクッズのインタビューで述べた。

米政府とパレスチナ自治政府の関係は、トランプ氏がエルサレムをイスラエルの首都と認定し、在イスラエル大使館をエルサレムに移転して以降、悪化している。

クシュナー氏は「議長が交渉の席に戻れば、われわれも関与する用意があるが、戻らなければ、計画を公表するだろう」と発言。「議長に合意をまとめる能力と意思がどれだけあるか疑問だ。議長の論点は過去25年間変わっていない」と述べた。

パレスチナ自治政府のエレカト首席交渉官は「(米政権は)パレスチナの穏健派陣営を破壊しようとしている。われわれを混乱と無政府状態に陥れたいのだ」と批判した。

関連記事
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。