戦争に苦しめられたベトナムの老兵、やっと幸せを掴んだ

ベトナム・イエンバイ省(Yen Bai)に住むNguyen Van Baiさんはベトナム戦争を経験した退役軍人。戦争中、彼は化学薬品に汚染された水を誤飲したため、さまざまな病気にかかった。長年、病気と闘ってきた彼だが、今は穏やかな日々を送っている。その方法とはー

1973年、彼は18歳で歩兵となり、ベトナム戦争に戦闘員として参加した。5年後、彼は勲章を付けて故郷に帰ってきた。その時、まだ23歳だったが、若者の活力はまったく湧いてこない。あの戦争でベトナムの土地も人間もひどく痛めつけられた。

戦争中は銃撃や感染病、毒アリ…常に死と隣り合わせだった。アメリカ軍はベトナム戦争中、ゲリラの隠れ家と食糧源を破壊する目的で〈枯葉作戦〉を実施、推定1200万ガロンの枯葉剤を各地に散布した。中でも一番致命的なのは、非常に毒性の強いダイオキシンを含む枯葉剤。多数の兵士と国民がそれに苦しめられた。Nguyen Van Baiさんもその一人。

▶ 続きを読む
関連記事
[ワシントン 10日 ロイター] – バイデン米大統領は11日、インドのモディ首相とバーチャル形式 […]
[パリ 8日 ロイター] – 国連食糧農業機関(FAO)が8日発表した3月の食料価格指数は159. […]
バイデン米政権でインド太平洋地域政策を統括するキャンベル調整官は5日、ロシアによるウクライナ侵攻が続いても米国 […]
[マニラ 28日 ロイター] – フィリピン軍と米軍は28日、2015年以降で最大規模となる合同軍 […]
2019年に中国当局の宗教弾圧から逃れるため、韓国の済州島(チェジュ島)に渡った中国のキリスト教信者60人が、中国に強制送還されるという問題に直面している。