中国浙江省、強制立ち退きで住民が警察らと衝突、政府庁舎を一部破壊

中国沿岸部浙江省の嘉興市南湖区七星鎮で6月30日、強制立ち退きの補償に不満を持つ数百人の住民らは抗議デモを行い、鎮圧に当たった警備隊と衝突した。住民らは地元政府庁舎に入り、一部の設備を破壊した。

嘉興市南湖区は、1921年中国共産党が第1次全国代表大会の開催地で、党の「生誕の地」として知られている。7月1日は党の創立記念日でもあるため、当局は神経をとがらせている。

中国国内インターネット上に投稿された抗議デモの様子を写った動画によると、数百人以上の抗議者は、ライオットシールドなどを持つ警察らと対峙した後、衝突が起きた。警察がレンガを投げ付け、住民から負傷者が出ている。抗議者のうち、女性や年配者も多くいた。

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