米大陪審、ロシア情報当局者12人を起訴 大統領選介入疑惑で

[ワシントン 13日 ロイター] – 米司法省は13日、2016年の米大統領選介入疑惑で、連邦大陪審がロシア軍情報部の当局者12人を起訴したと発表した。同大統領選で民主党候補だったヒラリー・クリントン氏や民主党のコンピューターネットワークをハッキングしたとされる。

起訴はトランプ政権のロシア疑惑を調べるモラー特別検察官の捜査によるもの。トランプ米大統領は週明け16日にヘルシンキでロシアのプーチン大統領との会談を控えている

記者会見で12人の起訴を発表したローゼンスタイン司法副長官は、今回の起訴に米国人は含まれていないと明らかにした。現在訪英中のトランプ大統領には週初に起訴について伝えたという。

司法省は、ロシアの軍参謀本部情報総局(GRU)の当局者らが「民主党の議会選委員会や全国委員会、クリントン氏の選挙運動に関わるコンピューターネットワークをハッキングしようとする一連の組織的な取り組みに関与した」とし、入手した情報をインターネット上で公開したという。

モラー特別検察官はこれまで、トランプ陣営関係者らを起訴しているが、介入疑惑でロシア政府関係者を起訴したのは初めて。

トランプ大統領は起訴発表の前、モラー特別検察官の捜査が「不正に仕組まれた魔女狩り」で米ロ関係を損なうものだと主張していた。

起訴の発表を受け、ロシア外務省は起訴された12人が軍情報部と関連していた確証やハッキング行為に関与していた証拠はないとのコメントを発表。週明け16日にヘルシンキで開催される米ロ首脳会談のムードを台無しにする試みと批判した。

*内容を更新しました。

関連記事
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]
自然死はまあ大丈夫だが、それよりも悪いのは、中国の実験室で漏れ出たコロナで何百万人もの死者を出したことだ。さらに悪いことに、その費用はすべて自由世界の税金で賄われている。中国が新たな感染症災害を招くと確信。 アメリカは、中国製の次の「殺人鬼」の誕生に資金を提供したり、協力したりすべきではない。
豪州戦略政策研究所の最新報告によると、中国共産党(中共)は、世界で人気のアプリを介して、外国人ユーザーのデータを収集し、世界の情報環境に変革をもたらし、海外での宣伝活動の影響力を増しているという。
中国共産党は世界的に流行しているアプリを通じて外国人ユーザーのデータを集め、世界の情報エコシステムを変革し、海 […]