中国政府は真相の究明と責任者の処罰、再発防止などを掲げ、国営メディアらも世論の尊重を唱えているが、事故業者と監督当局間の癒着疑惑まで浮上するなど、事態は深刻化している (Getty Images)

中国社会を揺るがしたワクチン不正問題  官商癒着が招いた事態

食品と医薬品への不信感が大きい中国社会。「全国民を怒らせた」ワクチン不正事件についての非難が相次いでいる。中国政府は真相の究明と責任者の処罰、再発防止などを掲げているが、業者と監督当局間の癒着疑惑が浮上するなど、事態は深刻化している。

中国国営メディアは24日、長生バイオテクノロジー(長生バイオ)のワクチン問題に関して、事態収拾に乗り出す中国政府と最高指導部の努力を強調する内容に傾いている。また、幹部の腐敗を取り締まる国家監察委員会は24日、「今回のワクチン問題の背後に政経癒着や腐敗の連鎖など慢性的な問題があるかを調べてみる」とホームページで発表した。高俊芳・長生バイオ会長など上層部は身柄を拘束された。

事態が大きくなるにつれて、長生バイオの急速な成長が技術力ではなく、保健当局との癒着に依存したという疑惑が浮上した。

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