グーグルの検閲版検索エンジン 人民日報「ネット自由を踏みにじった」と海外の反応に言及
米検索大手・グーグル(Google)が中国市場の再進出に向けて、中国政府の検閲ルールに合わせて検索エンジンを開発したと取りざたされている。グーグルの再進出は中国で正式に発表されていないが、共産党機関紙・人民日報は6日の評論記事で、検閲政策が海外で非難されていると認めた。記事はその後、削除された。
人民日報英語電子版は6日の記事で、中国のインターネット市場を開放する前提は、社会の安定を守ることだと主張した。同記事は、グーグルが中国市場に進出する場合、当局の「ルール」を順守する必要があると述べた。
記事は冒頭で、米メディア「インターセプト」の報道を引用した形で、グーグルが中国再進出に向けて、ネット検閲機能を搭載した検索エンジンを開発していると紹介。「これによって、人権、民主主義、宗教、平和的抗議などが含まれる情報へのアクセスが遮断される」
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