EU、中国サイバー攻撃への対抗策を検討 来年5月までに導入
欧州連合(EU)は、欧州産業における中国からのサイバースパイの脅威に対して、対抗策の準備を進めている。
2人の情報筋は米ニュースサイト「ポリティコ」に対して、企業秘密の保護に関するEU指令案に新たな措置を盛り込むと話した。今期の欧州議会が任期満了を迎える来年5月までに完成させるという。
同紙によると、欧州委員会は10月4日、EU加盟国の専門家、外交関係者、産業界のロビイスト(ロビー活動の専門家)たちと会談した。委員会は、世界四大会計事務所・コンサルタントファームの一角を占めるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)がまとめた調査報告について議論を行った。この調査は、「ヨーロッパの公的機関および民間企業が企業秘密のサイバー盗難に伴うリスクの増加について懸念を抱いている」と指摘した。
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