米、中国情報部員を逮捕・起訴、航空宇宙技術を狙う中国スパイ網
米司法省は10日、企業の機密情報窃盗の疑いで、ベルギーから身柄を引き渡された中国情報機関の工作員を逮捕・起訴したと発表した。
逮捕・起訴されたのは中国江蘇省国家安全庁第6局副処長(次官)を務める徐彦君(Yanjun Xu、音訳)被告だ。同庁は、中国の情報機関である国家安全部(MSS)の傘下組織だ。徐氏は、曲輝(Qu Hui、音訳)と張輝(Zhang Hui、音訳)の2つの仮名を持つ。
司法省は、2013年以降、徐被告は米ゼネラル・エレクトリック(GE)傘下のGEアビエーションを含む複数の航空宇宙関連企業の機密情報の窃盗を企てたと指摘。今年4月、米国の令状でベルギーで同被告の身柄を拘束し、9日に米政府に引き渡された。
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