中国法輪功学習者の金順女さん(66)は10月上旬、当局の迫害を受けて死亡した(明慧網より)

法輪功学習者が拘束後1カ月足らずで死亡 複数回の拷問

中国当局に拘束された気功グループ法輪功の学習者である金順女さん(66)が、10月10日に亡くなったことがわかった。東北地方の遼寧省撫順市順城区に住む金さんは拘束中に激しい暴行を受けたとみられる。

法輪功情報を発信する「明慧網」によると、9月19日金さんは順城区の新華街道役場に書類を取りに行った際、役所のスタッフに対して「法輪功愛好者は『真・善・忍』に基づいて良い人間になろうとしている」と、法輪功に対する中国当局の誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)を信じないよう話しかけた。しかし、その後通報され、金さんは地元警察に拘束された。

10月6日、看守所の警官は金さんが市内の病院に運ばれ、救命措置を受けていると家族に伝えた。家族が病院に駆け付けたところ、金さんはすでに意識不明の状態だった。警官らは家族に対して「法輪功を放棄する同意書にサインしなければ、金さんを釈放しないうえ、重い刑に処す」と脅かした。

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