ボルトン米大統領補佐官、米選挙に干渉しないようロシアに警告

[モスクワ 23日 ロイター] – ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は23日、米国の選挙に干渉しないようロシアに警告した。

ボルトン氏は訪問先のモスクワで、2016年米大統領選へのロシアの介入が選挙の結果に大きく影響した証拠はないが、ロシアに対する不信感につながったと述べた。

同氏は22日にラジオ局「モスクワのこだま」に、米ロが利害を共有する問題で合意に至る上で選挙干渉が「大きな障害」になっているとの見方を示した。

ホワイトハウスが公表した発言記録によると、ボルトン氏は「2016年選挙への干渉でロシアが行ったことは選挙に影響する代わりに、米国内でロシアに対する強い不信感を生むことになった、とロシア側に伝えた」と述べた。

また、干渉によってロシアの利益が増進されることはないため、米国の選挙に干渉すべきでないとの立場を伝えたことも明らかにした。

関連記事
多くのアメリカ人は、いまや1960年の選挙についてあまり覚えていない。 また、2020年の選挙が1960年の選挙と非常に似ていることに気づいている人も少ない。
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。
史上最も早い時期に行われる大統領テレビ討論会が6月27日にCNNで開催されることが確認された。
バイデン米国大統領は2024年5月14日、中共(中国共産党)の不公平な貿易実態に対抗するため、複数の中国製品に […]
米国の大統領選挙が再び注目を集めている。現職のジョー・バイデン大統領と前大統領のドナルド・トランプ氏が、6月2 […]