11月の中国国際輸入博覧会、政府高官の派遣予定なし=米大使館

[上海 24日 ロイター] – 11月5―10日に上海で開催される中国国際輸入博覧会へ、米国が政府高官の派遣を予定していないことが分かった。米国大使館が24日明らかにした。

この博覧会には国内外の企業数千社が参加する予定。輸入を促進し、中国の通商慣行に対する海外からの懸念を払しょくするのが目的だ。

この中で、北京の米国大使館の広報官は電話取材に応じ「中国には米国の製品やサービスと条件を平等にするよう要請している」とコメント。「中国は、世界経済に悪影響を及ぼしている不公平な商習慣を終わらせるため必要な改革を行うべき」と述べた。政府幹部を派遣しない具体的な理由については触れなかった。

中国側によると、英国からはフォックス国際貿易相が出席する予定。そのほか、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツなど主要貿易相手国からも代表団が派遣されるという。

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