中国当局は今月5~10日の日程で上海で「第一回中国国際輸入博覧会」を開いた(JOHANNES EISELE/AFP/Getty Images)

米に歩み寄る中国、市場開放と宣言するも信用されず

米中間選挙終了後、中国指導部は、米国との協議再開に意欲を示した。海外メディアや専門家は、両国はある程度の合意に達する見込みだが、中国が「市場の完全開放」「強制技術移転の中止」「国有企業への補助金」などの米の要求を全部飲み込む用意がないため、貿易に端を発した対立が続くとの見方を示した。

中国の劉鶴副首相は9日、貿易摩擦の緩和に向けてムニューシン米財務長官と電話会談した。具体的な進展はなかったと報じられた。

中国メディア「財新網」傘下の「財新週刊」は12日に社説を発表した。社説は、米中貿易戦についてできるだけ早く「段階的な成果」を収め、「そろそろ、米中にとって受け入れられる解決案はあっても良い」、「具体的な対立の解消に一段と努めるべきだ」と主張した。

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