11月24日、米国とメキシコの国境ティフアナに集合する移民たち(Charlotte Cuthbertson/The Epoch Times)

中米移民キャラバン、3割超に健康問題 ノミや結核 HIV陽性も=ティフアナ当局

メキシコのティフアナ衛生保健局によると、米国との国境付近に集中し滞在する数千人もの移民たちの3割超は、ノミによる皮膚感染症や結核など健康問題を抱えている。一時滞在中の環境も不衛生で、肝炎が蔓延(まんえん)する恐れもある。

米FOXニュース29日付によると、ティフアナ衛生保健当局は6000人あまりの移民のうち2267人に健康問題があることを確認しているという。このうち6割は呼吸器疾患で、少なくとも101例はノミなどの複数の皮膚感染症、結核が3例、HIV陽性が4例、水痘症の4例。

さらに同報道官によると、出入国管理所サンイシドロ港の近くにあるベニート・フアレス運動場は1000人収容施設にも関わらず、6000人あまりがすし詰め状態にある。非衛生的な環境のなか、肝炎が蔓延(まんえん)する危険性があるという。

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