仏で大混乱巻き起こした「黄色いベスト」運動 過激派集団も加担
フランスの「黄色いベスト」運動はすでに3週間続き、逮捕者と負傷者はともに数百人に上り、第五共和制誕生以来最大規模の動乱であると評されている。デモ隊に紛れ込んだ過激派集団や略奪者は事態をさらに悪化させている。マクロン大統領は2日に緊急会議を招集し、経済的損失の調査と今後の対策を検討した。一方、デモの影響は隣国・ベルギーにも飛び火し、ブリュッセルでは60人の逮捕者が出た。
シャンゼリゼ大通りでの激しい混乱の後、フランス内務省長官は、これは社会秩序の破壊を企てた犯罪であり、プロの暴動参加者による破壊・略奪行為であると宣言した。警察が逮捕した378人のうち、多くは30~40歳の青年だった。フランス共和国検察官ヘルツ氏は、「彼らの多くはパリ以外の地域からやって来た。彼らは仕事もある。彼らがパリに来たのは、安全維持部隊との格闘に参加するためだ」と主張した。
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