トルコ、シリアで軍事作戦開始へ 米「一方的で受け入れられず」

[ワシントン/イスタンブール 12日 ロイター] – トルコのエルドアン大統領は12日、シリア北東部のユーフラテス川の東側で「数日以内」に軍事作戦を開始すると発表した。少数民族クルド人の武装勢力の掃討が目的。一方、米国防総省は同日、一方的な軍事行動は「受け入れられない」との見解を示した。

エルドアン大統領はアンカラでの防衛業界の会合で「ユーフラテス川の東側から分離主義のテロリストを掃討する作戦を数日以内に開始する。標的は決して米兵士ではない」と述べた。

これにより「より健全な協力への政治的解決への道が開ける」とした。

米国は過激派組織「イスラム国」(IS)との戦いで、トルコがテロ組織とみなすクルド人民防衛部隊(YPG)を支援しており、米国とトルコはシリア情勢への対応を巡り長く対立している。

国防総省の報道官は声明で「シリア北東部での一方的な軍事行動、特に米兵士が駐留している可能性のある地域またはその周辺での行動は深刻な懸念となる」と指摘。「こうした行動は受け入れられない」とした。

国防総省の報道官は「国境地域での持続的な安全確保の唯一の方策は対話だと考えており、協調せずに行う軍事作戦により共通の利害が損なわれる」との見解を示した。

また、米国はトルコ国境の治安確保に全面的に注力する一方、ISへの対応でYPGを含む「シリア民主軍(SDF)」との協力にも引き続き注力するとした。

関連記事
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]
自然死はまあ大丈夫だが、それよりも悪いのは、中国の実験室で漏れ出たコロナで何百万人もの死者を出したことだ。さらに悪いことに、その費用はすべて自由世界の税金で賄われている。中国が新たな感染症災害を招くと確信。 アメリカは、中国製の次の「殺人鬼」の誕生に資金を提供したり、協力したりすべきではない。
豪州戦略政策研究所の最新報告によると、中国共産党(中共)は、世界で人気のアプリを介して、外国人ユーザーのデータを収集し、世界の情報環境に変革をもたらし、海外での宣伝活動の影響力を増しているという。
中国共産党は世界的に流行しているアプリを通じて外国人ユーザーのデータを集め、世界の情報エコシステムを変革し、海 […]