米農務省、中国の米産大豆購入を歓迎 さらなる販売に期待

[シカゴ/ワシントン 13日 ロイター] – 米農務省の当局者らは13日、中国が対米貿易摩擦の激化を受けて停止していた米国産大豆の買い付けを再開したことを歓迎するとともに、さらなる購入に期待を示した。

農務省は、中国向けに113万トンの米国産大豆を販売する民間取引があったと発表。これに先立つ12日、ロイターは中国による米産大豆購入について報じていた。

センスキー農務副長官は13日開かれたアイオワ大豆協会の総会で「100万、150万トンの購入は素晴らしい。非常に大きな進展だ」と評価。「ただ、通常の年は3000万─3500万トンを中国に販売していることを考えると、さらに増える必要がある」と続けた。

パーデュー米農務長官はワシントンで記者団に「良いスタートだ。今後について期待できる」と語った。さらなる販売については「無論、期待している」とした。

中国と一段の買い付けに関する協議があったかとの問いには「われわれに関してはノーだが、これは米通商代表部(USTR)の管轄だ」と述べた。

大豆価格は13日の取引で下落。米国の大豆在庫に大幅な余剰があるほか、世界最大の大豆輸出国であるブラジルでの数週間後の収穫量が過去最高水準になるとの観測がある。

取引業者などによると、今回の買い付けは中国の国有企業が行った。中国政府が今月1日の米中首脳会談での約束を果たしているという証しだと受け止められている。

今回の取引量は1日の米国産大豆の販売量としては過去9番目の大きさだったが、昨年の中国による米国産大豆購入の3.5%、米国の外国向け大豆出荷総量の2%にとどまった。

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