2012年、第9回中国航空宇宙展示会で、中国航空工業集団の軍用ドローン・翼竜が展示された(PHILIPPE LOPEZ/AFP/Getty Images)

中国の軍用ドローン、中東で輸出増加=英シンクタンク

英国のシンクタンク・英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)が12月17日に発表した報告によると、中国の軍用ドローンが近年、中東における紛争や政治的衝突地域で使用されている。

RUSIは「中東における武装勢力の拡散と規範」と題した報告のなかで、米国が中東紛争地域へ軍用ドローン販売を禁止するなか、中国からの輸入が増加した。

報告によると、ヨルダン、イラク、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、イスラエル、イラン、トルコなどで軍用ドローンが使用されている。「中国はこうした軍用ドローンの需要がある国に、米国の承認もなく低価格で販売している」と述べた。

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