米司法省、機密情報を盗んだ中国人を逮捕

[ワシントン 24日 ロイター] – 米司法省は21日、米国の石油会社から機密情報を盗んだとして中国国籍の男を逮捕した。10億ドルを超える製品に関する情報を盗んだ。

エネルギー市場の川下製品の研究開発に関する数百の資料を盗み、中国企業に供与しようとした疑い。20日にオクラホマ州で逮捕し、26日に出廷する見込み。

容疑者の男は2017年5月からオクラホマ州バートルズビルのフィリップス66<PSX.N>で研究者として勤務していた。

フィリップス66は「バートルズビルで勤務していた前従業員に関する案件で米連邦捜査局(FBI)の捜査に協力していく」とコメントした。ただ、それ以上のコメントは避けた。

FBIは容疑者のパソコンからリチウムイオン電池の材料の生産ラインを開発している中国企業との雇用契約を発見した。

押収した資料は携帯電話とリチウム電池システムに関する機密情報という。

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