中国広東省深セン市にあるファーウェイの本社(Daniel Berehulak/Getty Images)

ドイツもファーウェイ排除を検討 欧州事業に打撃

中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への風当たりが強まっている。ドイツ政府は、同国の次世代通信規格(5G)移動通信網整備からファーウェイの技術と関連設備の排除を検討している。独紙ハンデルスブラットが17日報道した。

同報道は、ドイツ政府関係者の話を引用し、今春に行われる予定の5G移動通信網整備の入札からファーウェイを排除するため、政府がセキュリティー基準をさらに厳格化する方針を示した。ドイツ政府は同国の電気通信法の改正を検討している。

昨年11月、米政府はファーウェイの通信製品に「バックドア」が仕組まれているため、中国当局によるサイバー攻撃や盗聴のリスクが増大しているとして、同盟国に同社の製品を使用しないことを要請した。すでに、日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどが、ファーウェイの5G参入を禁止した。

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