中国系医療ツーリズムに揺れる韓国済州島 2カ月半放置された営利病院 裁判沙汰に
韓国有数のリゾートアイランド・済州島は、中国人向けの病院開設で揉めている。現地政府は2018年12月、中国不動産大手・緑地控股グループによる高級ホテルのような美容整形と健康診断を行う病院の開設を許可した。しかし、予定された医師、スタッフの雇用もなく、2カ月半経っても運営する気配がない。
不動産開発大手の緑地控股グループ(上海拠点)は医療ツーリズム事業として、済州島に「緑地国際病院」を建設。77.8億円を投じて2018年7月に完工した。
済州道政府によると、認可した緑地国際病院は、整形外科・皮膚科・内科・家庭医学(健康診断)科の4診療科目をそろえる医療施設。訪韓中国人観光客を主な顧客として、人気のある美容整形や皮膚施術をする予定。
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